関西方面では比較的知られている小児はりですが、東京ではあまり認知されていません。
そもそも『はり』のイメージが注射針を想像させるので、大人でも抵抗があるのに赤ちゃんに『はり?』となるのでしょう。
小児はりには『刺さない鍼』を使用します。
丸い玉のついた棒などで、皮膚の表面を軽くなで擦る程度で、痛みを感じさせたり、怖がらせてしまうようなことはありません。
小児はりでお子様をケアしましょう!
疳の虫、アレルギー症状、食欲がない、よく熱を出す、
風邪を引きやすい、便秘、下痢、夜尿症、中耳炎、
蓄膿症、チック症などに効果的です。
小児はりの流れ
お子様のお身体、お母さんからお話をしっかり伺ってから施術を始めます。
小さいお子様はゴロゴロしてじっとしておくことができませんの、床にタオルを敷いて行うことが多いです。
床に置いた途端に泣き出してしまう場合もありますので、その際は抱っこしたままでも構いません。
背中の背骨を中心に施術を行い、その後おなかに行き、手足となります。
怖がらせないようにテキパキ行います。
小児はりをした後、マッサージを行います(大人同様、お子様もマッサージが大好きです)。
小児はりの効き目と施術時間と料金
専用の鍼(刺さない針)でお子様の皮膚を軽くこすります。
この軽い刺激が、自律神経に伝わり、そこから脊髄や脳の中枢から内臓へと刺激が伝わり、これが内臓に好影響を与え、治療効果となって表れます。
小児はりは、自律神経の作用を高め、内臓の働きを活性化し消化、吸収、発育作用を促進し抵抗力のある子供に育てます。
治療する時間は5分から20分程度です。
だいぶ短いと思われますが、お子様の場合、大人と違い、反応がとても早く出てきます。
また、お子様にストレスを与えないように的確にすばやく行うことが重要です。
初めの頃は週に1-2回、落ち着いたら月に2回程度が目安です。
1回あたりの施術料は3800円です。
小児はりが効果的なもの(適応症)
疳の虫(夜泣き、キーキー声をあげる、噛みつく、乳吐きなど)、
アレルギー症状(アトピー性皮膚炎、小児喘息、鼻水、鼻づまり、咳、皮膚炎など)、
食欲がない、よく熱を出す、風邪をひきやすい、便秘、下痢、夜尿症、中耳炎、蓄膿症、チック症、吃音など
特に疳の虫に効果があります。疳の虫とは成長していくうえで身体よりも心の方が早く成長し、心と身体のバランスがうまく取れないために起こる症状です。